日時:2012年7月21日 13:30〜15:30

場所:焼肉屋いちなん3階
   京都市左京区一乗寺北大丸町51
   http://www.ichinan.com/

ゲスト:角田羊平(かどた ようへい)さん
    (京都大学大学院理学研究科)

参加者:6名


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ヒメハブ Ovophis okinavensis というヘビは、カエル、トカゲ、哺乳類、鳥類など、さまざまな動物をエサとしますが、

沖縄島に住むヒメハブは、カエルだけをエサとします。

では、沖縄島には、8種類のカエルがいますが、ヒメハブはどのカエルを食べているのでしょうか?いろいろなカエルを、よりどりみどりで、食べているのでしょうか?

沖縄島北部の調査地で、ヒメハブの胃内容物と、ヒメハブとカエルの出現場所、出現時期を調べてみると、

この地域のヒメハブは、アオガエルとヒメアマガエルという、2種のカエルだけを主なエサとしていることが、わかりました。

さらに、ヒメハブの個体によって、アオガエルかヒメアマガエルか、どちらかのカエルだけを主なエサとしていることがわかりました。

つまり、個体ごとにエサのカエルの好みがあるらしいのです。

これらのことから、ヒメハブは、全体としては幅広い食性をもちますが、沖縄島の個体群レベルでは主にカエル類を食べ、個体レベルでは、そのなかの1種類のカエルを食べる、ということになります。

ヒメハブにも、1匹1匹、好きな味があるのでしょうか?
条件が許す限り、好きな味のエサをとるということでしょうね。

好きな味のカエルがいない場所に、とつぜん移されたら、たぶんそこにいる別のエサを食べるのだろう、と思いますが、、。

(AM)

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