2013年04月

第18回「動物とのつきあい方Ver.2.0:主体/客体としての動物考」(2013年4月27日)のご案内

第18回の予定がきまりました。

今回は、現代社会に生きる人間にとって「動物」とは何か(すなわち「人間とは何か)、という、少々哲学的なテーマを、卑近な事例から考えてみたいと思います。(以下に要旨を添付します)

みなさま、お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。

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「動物とのつきあい方Ver. 2.0 :主体/客体としての動物考」


日時:2013年4月27日(土)13:30〜15:30

場所:焼肉屋いちなん3階
   京都市左京区一乗寺北大丸町51
   http://www.ichinan.com/

ゲスト:池田光穂(いけだ みつほ)さん(大阪大学コミュニケーションデザインセンター)

参加費:無料  (寄付歓迎)  参加申込不要。

コーヒーが出ます。

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第18回 要旨(池田光穂):
これまでの私の、実験動物の扱いに関する参与観察、生物多様性をめぐる害獣駆除論争の傍聴、自然科学の学徒から文化人類学の教師へ変化の中で体験したり見聞してきたりした数々の動物殺しの経験を通して、人間の動物との付きあい方について思弁を交えて考察します。端的に言うと「お前は鬼畜だ!」という極めて厳然とした〈客体としての動物〉」の地位が、現在、人間が守るべきものとしての「動物」そのものの存在論的価値の浮上に伴い、「俺達は鬼畜かも知れない」という〈主体としての動物〉へと移行すると同時に、人間と動物の間の境界が「かすんできた/薄ぼけてきた(blurred)」世界を、我々——勿論、人間と動物のことです!——は生きていることを主張したいと思います。また境界が薄ぼけてきたと同時に、客体の極みである〈食品としての動物〉は、現代社会の社会の中ではますます(食品加工された)客体としてますます可視的に、そして(自らの死を引き受ける)主体としてはますます不可視な存在になりつつあります。例えば、私たちの生存に不可欠な屠畜が日常性から遠ざかりつつありますが、そのことを知り現実原則との整合性を試みる「功利主義者」とそれに同調する攻撃的なベジタリアンたちは、工場畜産は廃絶すべきだと声を上げはじめます。動物実験反対も同じ論理から導かれます。現代社会におけるロボットの受容過程を調べてみると分かることですが(それらの文化的な差異はさておき)このような境界の曖昧さや移行に関する言説は、動物=鬼畜=機械=ロボットと人間の関係の中にも見られます。総じて、これからの人間が動物との付きあい方を考えるということは、これからの人間観を考えるということに他ならないのではないでしょうか。取り上げる事例は、卑近で親しみ易いものですので、皆さんとの討論という共同作業を通して一緒に洗練された議論に鍛え上げていきたいと存じます。
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報告:第17回「ブータンにおける人と野生動物、家畜の関係:猿害対策と家畜の交雑利用の話題から」(2013年3月2日)

日時:2013年3月2日 13:30〜15:30

場所:焼肉屋いちなん3階
    京都市左京区一乗寺北大丸町51

ゲスト:川本 芳(かわもと よし)さん
    (京都大学霊長類研究所) 

参加者:5名

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