2012年06月

第12回「クサガメは江戸時代に入ってきた外来種だった」(2012年6月23日)

第12回の予定がきまりました。

今回はカメの話題。

日本のカメだと思われていたクサガメの由来についてです。

みなさま、ふるってご参加ください。

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「クサガメは江戸時代に入ってきた外来種だったー本草書と方言からの証拠ー」

日時:2012年6月23日(土)13:30〜15:30

場所:焼肉屋いちなん3階
   京都市左京区一乗寺北大丸町51
   http://www.ichinan.com/

ゲスト:疋田努(ひきだ つとむ)さん
    (京都大学大学院理学研究科)

参加費:無料 (寄付歓迎) 参加申込不要。

コーヒーが出ます。

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報告:第11回「連れていきたい生き物は何?ー「宇宙箱舟」を使って生物多様性について考えてみる」(2012年5月19日)

日時:2012年5月19日(土)13:30〜15:30

場所:焼肉屋いちなん3階
   京都市左京区一乗寺北大丸町51

ゲスト:水町衣里 (みずまち えり)さん
    (京都大学 物質ー細胞統合システム拠点)

参加者:8名

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わたしたちが住んでいるこの地球は、いずれなくなるかもしれない、
それなら、宇宙の他の惑星に移住したほうがよいかもしれない。

そのような仮定をして、宇宙移住時代の「ノアの箱舟」を作ることにします。

その箱舟に、どの動物を乗せるか、
参加者1人1人が、1つの動物を選びます。

自分が好きなペット、食料として役立つ家畜などなど、
いろいろな動物が選ばれました。

でも、あまり重い動物は、宇宙に運ぶのがたいへんかもしれません。

この宇宙の旅は、2か月、続きます。
その間に、どんなアクシデントが起こるかわかりません。

そのような旅を経て、目的地(どこかの惑星)に着いたとき、どれだけの動物が無事に残っているでしょうか?

とにかくも、残ったものだけで、やっていかなければなりません。
1日目の夕食は、何を食べましょうか?

1年後に、移住した人間たちは、楽しく暮らせているでしょうか?

....

これは、ゲストの水町衣里さんたちのグループが、独自に考案した教材(箱舟の模型と動物カード)を使って、子どもたち(小学生〜高校生)に生物多様性や地球環境の問題を考えてもらうために行っている活動です。これを、今回は、「語ろう!どうぶつ」の参加者(大人)とともに、やってみました。

子どもの場合は、自分が気に入っているペットなどを選ぶ場合が多いとのことですが、今回の大人バージョンでは、それよりも、食料として役立つ家畜、仕事に必要な実験動物、食料生産に役立ちそうな微生物など、知識に基づいてより実用的な動物を選ぶ方が多かったように思います。
(今回は、参加者数が少なかったので、1人2種類の動物を選ぶようにしました)

そして、行く先の惑星や、旅の期間、動物の数など、条件を決めないと、選べないのでは、という、いわば現実派の意見や、

そもそも生物多様性がなぜ必要か、
何を基準にその動物が必要と判断するのか、など、
本質的疑問が出たりしました。

ちなみに、聖書の「ノアの箱舟」では、ノアの家族が、すべての動物をひとつがいずつ、箱舟に乗せて、(地上に人が増えて悪が増したので、神が人(と動物)を滅ぼすために起こす)洪水を生き延びることになっています。

(AM)






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