第5回「動物園のオランウータンから現地の保全へ」+月見焼肉会(9月17日)

第5回の予定がきまりました。

今回は、終了後に初めての懇親会(月見焼肉会)を開くことにしました。
その関係で、いつもより開始時間が遅いので、ご注意ください。

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「動物園のオランウータンから現地の保全へ」

日時:2011年9月17日(土)15:00〜17:00(終了後、懇親会)
場所:焼肉屋いちなん3階
   京都市左京区一乗寺北大丸町51 
    http://ichinan.com/?p=35#more-35

ゲスト:ヨンさま、こと黒鳥英俊(くろとり ひでとし)さん(恩賜上野動物園、京都大学大学院理学研究科)

参加費:無料 
ただし、懇親会は会費制(3000円程度)です。

懇親会に参加をご希望の方は、9月10日までにメールでご連絡ください。
animaltalk2011@gmail.com(桃木、関)

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ゲストの黒鳥さんは、東京都の動物園(上野、多摩)で長年にわたって、類人猿の飼育を担当してきた方です。

日本では、ゴリラやチンパンジーに比べて、オランウータンが話題になることは少ないのですが、今回はそのお話を聞ける貴重な機会です。

ぜひ、お楽しみください。

また、上に書いたように、今回、初めて懇親会を開くことにしました。

「月見焼肉会」と称して、

お月見を兼ねて、ビールと、いちなんの焼肉で、秋の夕べのひとときを楽しみたいと思います。

お時間のある方は、ぜひこちらにもご参加ください。(AM)



ヨーロッパのセミの歌

おもしろいサイトをみつけました。

Songs of European Singing Cicadas (ヨーロッパの鳴くセミの歌)
http://www.cicadasong.eu/

フランス、ロシア、スロベニア、ポルトガルなどの昆虫学者が作っているサイトで、
ヨーロッパで同定されているセミの大部分について、
それぞれの特異的な歌(calling song 呼びかけの歌、courtship song 求愛の歌、など)が聴けるようになっています。

実際の音声に加えて、オシログラム(波形)とスペクトログラム(声紋)が示されています。

ざっと60種類ほどのセミがリストアップされています。


日本ではよく、「虫の声を聞くのは日本人だけで、欧米人はそのような感性をもたない」といわれますが、これは必ずしもあたっていません。

ヨーロッパの北の方は、気候が寒くてセミが生息しないので、そのような地域の人々はセミを知らず、声も聞いたことがないでしょう。したがって、セミの声を聞くという発想がないと思われます。

しかし、南の方にはたくさんのセミがいて、ずっと昔から人々はその声を耳にしてきました。
ですから、そのような地域の人々はセミの声を聞いているはずです。

わたしは20年近く前に、南フランスのプロヴァンス地方からラングドック=ルシヨン地方を旅したことがあります。

それは、『ファーブルの昆虫記』に出てくる土地、風土を見てみたい、ということがきっかけでした。

行ってみれば、そのあたりには、セミもいればトンボもいる、コオロギも鳴いている、そういう土地でした。

ただし、その風景は、北フランスのパリなどとは大きく異なるものです。
リヨン(フランス中部)に住む友人によれば、リヨンでも寒すぎてセミはいない、ということでした。

つまり、ヨーロッパでも暖かい気候の土地には鳴く虫もいろいろいて、人はそれを聞いている、ということです。

近代の日本では、北ヨーロッパのオランダ、イギリス、ドイツなどから大きな影響を受けたため、日本人は、北の人々の習慣や価値観がヨーロッパ標準のように思い込んでしまったところがあるのかもしれません。

少し話がそれましたが、上のサイト、なかなかおもしろいので、ご興味のある方は、ぜひ訪れてみてください。(AM)











シーボルトの『日本動物誌』

シーボルトの『日本動物誌』という書物をご存じでしょうか?

シーボルト (Philipp Franz Balthazar von Siebold , 1796-1866 )とは、19世紀に長崎の出島のオランダ商館医として滞在していたドイツ人の医師・博物学者です。

 『日本動物誌』(Fauna Japonica)は、日本に滞在した1823ー29年の間にシーボルトが採集した膨大な標本などをもとに、後年、作成され刊行された書物で、これによって日本の動物が初めてヨーロッパに広く紹介されました。

なぜこんな話をするかというと、この貴重な資料が、京都大学理学部動物学教室に所蔵されていることを、つい最近知ったからです。

しかも、この本がフランス語で書かれていることを初めて知りました。

わたしはこの本の存在は知っていましたが、シーボルトがドイツ人なので、この本はドイツ語で書かれているものと、漠然と思っていました。

しかし、実物をみると、たしかに、明解なフランス語で書かれています。

考えてみれば、これは不思議なことではなく、当時(19世紀)はフランス語が国際語、外交用語として広く使われていたので、それを踏襲しているのですね。

この本は、日本でも動物学者には知られていて、図版はよく参照されるようです。

しかし、フランス語で書かれているために、文章(つまり説明)の部分は日本であまり読まれていないようなので、ちょっと残念な気がします。

ちなみに、『日本動物誌』は、

鳥類、魚類、甲殻類、哺乳類、爬虫類の巻からなる大著です。

わたしは一部を読んだだけですが、観察された動物が当時の動物分類学の最新知識とともにくわしく記述されているので、当時の日本の動物を知るうえで貴重なだけでなく、当時の世界の動物学を知るうえでも貴重な資料のように思います。

動物だけでなく、『日本植物誌』(Flora Japonica)もあります。

ご興味のある方は、京都大学、電子図書館ホームページから映像で全巻を見ることができますので、ごらんください。
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/b05/b05cont.html

ゆかりの地、長崎には、「シーボルト記念館」があります。

いままで、それほどシーボルトに興味はなかったのですが、この書物をきっかけに、いろいろ調べてみたくなりました。

たまに、歴史に思いを巡らすのも、楽しいですね。(AM)








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